『蘭花譜』をご存知でしょうか?
蘭花譜は、地元大山崎町にある、
大山崎山荘(現アサヒビール大山崎山荘美術館)で、
大正から昭和にかけて、実業家加賀正太郎氏によって、
蘭花栽培や蘭の新種交配を行い、
咲かせた蘭花を木版画として残したものです。
浮世絵などに見られる日本の伝統的な技法を取り入れ、
『蘭花譜』として、昭和21年に、104枚をシリーズとし、
版木のコンディションが保たれる限界の300部のみ作られ、
主要な研究機関や大学、研究者に寄贈されたそうです。
蘭花譜編集は、個人的な趣味の画集ではなく、
蘭の優良種を後世に伝え残すことが目的で作られたものらしいです。
その一部をfairybellで展示しています。
とてもあたたかみのあるボタニカルアート(植物画)です。