もう一つのクリスマス

  
  今日は、お店はお休みでした。
 近くの礼拝堂で、地元でご縁のある方々のクリスマスコンサートに行ってきました。
 コンサートの主催は、日独抒情詩と音楽の会で、お知り合いの方々が、会場設営、受付、ピアノ演奏、香りの演出などを担当されています。
 
 ”抒情詩” ”ヘルマンハープ” ”マドンナ・デル・パルト”という絵画、そして、”アロマテラピーの香りの演出”という見所聞き所いっぱいのコンサートでした。
 抒情詩とは、人間の生き方、人間と自然や人間同士の関わり、そういったことを詩の言葉で表したものです。日独両国では、優れた抒情詩が多く歌曲になっています。
 抒情詩を味わい、歌の響きに耳を傾けることで、今一度個々の生き方について考え、また次の世代につながることが大切と活動を続けられています。
 自然との調和、自分自身との調和・コミュニケーションをしっかりととって、自然と共存しながら、自分らしく生きていけたらいいですねと伝えている私たちとヒットすることが多いように感じました。
 ヘルマンハープという楽器は、重度のダウン症を背負って生まれた息子さんのために、息子さんでも弾ける楽器をと、ドイツのヘルマン・フェー氏が作られた新しい楽器です。20年前に誕生し、日本には、5年前に入ってきました。五線譜はなく、比較的単純な独自の楽譜で出来ています。身体で、骨伝導で感じるので、音楽療法としても脚光をあびている楽器でもあります。
とてもシンプルな音を出します。
 抒情詩とはピッタリの、シンプルで余計なものがそぎ落とされた感じでのする楽器で、その分、アナログな、温かみのある音色のように感じました。
 色んなものが混ざり合いすぎると、本来の、本当のものが、見失われがちになりますが、詩という言葉での表現とあいまって、より深みのある感じがしました。
 人の生き方も、色んなものを望んだり、周囲にばかり気を取られてしまうと、焦点がぼけてしまって、自分が一体どうしたいのか?何を望んでいるのか?がよくからなくなりますよね?
 音も生き方も、味も、シンプルなものの方が、より味わえるのかもしれません。
 シンプルに考えるのが一番のようです。
 次に、”マドンナ・デル・パルト”という絵画(懐妊の聖母または、出産の聖母)のお話。
 今日、コンサートが開かれたゆりの礼拝堂の正面に飾られています。イタリア、トスカーナ地方のモンテルキという小さな村の礼拝堂に描かれた15世紀ルネッサンスのフレスコ画で、ここに飾られているのは、日本画家野村義照氏によって、模写されたものです。
 コンサートのクライマックスは、このマリア様の絵をバックに、シューベルトのアヴェマリアの独唱と香りの演出です。
 この曲のために、イエス・キリスト誕生にゆかりのあるフランキンセンスをはじめ、数種のブレンドオイルで、イメージの香りを演出。音楽と香りのコラボレーションは、人の五感に働きかけ、心地よく、ココロが開放されていきます。
 お知り合いの方々やそのお仲間の、見事なチームワークで、コンサートは大盛況でした。
 追記:
 マリア様を描いた絵画は、数多くありますが、ここに飾られている”マドンナ・デル・パルト”は、お腹の大きいマリア様です。妊娠中のマリア様です。
 マリア様は、母性のエネルギーの代表格ですが、ここに描かれているマリア様からは、命の尊さをメッセージとして感じることができます。
与えられた生命を自分達の勝手で始末してしまったり、生まれてからも、我が子を殺してしまったり、あるいは捨ててしまったり、ゲーム感覚で殺人が行われたり、自ら絶ってしまったり・・・色んなケースはあるものの、今の時代に、今生与えられ、生かされている命を尊ぶことの大切さをメッセージしているように感じました。
 もうすぐクリスマス。プレゼントを望んだり、願いを持つことは、とても大切ですが、それ以前に、今生かされていることに、命のあることに感謝することが、一番なんだと感じて帰ってきました。
 10ヶ月の間、お母さんのお腹の中で、大切に育まれる命、大切に大切に今日まで大きく包み込まれてきた命に、感謝することの大切さを、今年のクリスマス、私は、我が子にしっかりと伝えてみたいと思いました。
 
 

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